「新NISAって最近よく聞くけど、結局なんなの?」
そんな方のために、制度の仕組みをできるだけシンプルに解説します。新NISAは2024年にスタートした制度ですが、2026年8月現在の最新ルールと、2027年から追加される変更点まで、この1本でまとめて把握できるようにしています。
※本記事は2026年8月時点の情報にもとづいて構成しています。特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任のもとで行ってください。
新NISAを一言でいうと
👉 国が用意した「投資の利益が非課税になる専用口座」です。
2024年から制度が大幅に改良され、以前より格段に使いやすくなりました。
そもそもNISAとは?
NISAとは少額投資非課税制度の略称で、名前の由来は英語の頭文字です。
- Nippon(日本の)
- Individual(個人向け)
- Savings(貯蓄の)
- Account(口座)
通常、投資で利益が出ると約20%の税金がかかります。例えば利益が100万円あっても、税金で約20万円が引かれ、手取りは約80万円になります。
ところがNISA口座を使うと、この税金がゼロになります。利益100万円がそのまま100万円手元に残ります。
旧NISAから新NISAへ(2024年の抜本改正)
新NISAは、2023年まであった旧NISA制度の弱点をほぼすべて解消する形で2024年にスタートしました。まずはこの土台部分を押さえておきましょう。
① 非課税期間が無期限に
旧制度は「一般NISA:5年」「つみたてNISA:20年」と期限がありました。新NISAは無期限です。持ち続ける限りずっと非課税のまま運用できます。
② 投資できる金額が大幅アップ
旧制度は年間最大120万円(一般NISA)でしたが、新NISAは年間最大360万円まで投資可能になりました。
③ 2つの枠を同時に使える
旧制度は「一般NISA」か「つみたてNISA」のどちらか1つしか使えませんでしたが、新NISAでは2つの枠を同時に活用できます。
新NISAの2つの枠(2026年8月時点の上限)
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。それぞれの上限を正しく理解しておきましょう。
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 年間上限 | 120万円 | 240万円 |
| 生涯上限 | 合計1800万円(うち成長投資枠は最大1200万円) | |
| 投資対象 | 国が厳選した投資信託 | 株・ETF・REIT など(一部対象外あり) |
| 向いている人 | 初心者・長期積立・手間をかけたくない人 | 個別株や配当金・分配金も活用したい人 |
👉 初心者はまず「つみたて投資枠」だけを使えばOKです。成長投資枠は慣れてきてから検討しましょう。
【2026年8月最新】新NISAの改定点(2027年1月〜)
2025年12月26日、政府は「令和8年度(2026年度)税制改正大綱」を閣議決定しました。ここで新NISA自体にいくつかの改定が加わることになりましたが、今すでにNISAを使っている人の非課税枠や基本ルール(年間360万円・生涯1800万円・無期限)が縮小されるわけではありません。あくまで制度をさらに使いやすくする追加の拡充です。主な変更点は以下の3つで、多くは2027年1月以降の実施予定です。
① こどもNISA(18歳未満へのつみたて投資枠解禁)
2027年1月から、0〜17歳の未成年者も「つみたて投資枠」を使えるようになる予定です。年間60万円・生涯600万円までが上限で、2023年末に廃止された「ジュニアNISA」の後継にあたります。ジュニアNISAは原則18歳まで引き出せない点が普及のネックでしたが、こどもNISAでは12歳以降であれば子の同意など一定の条件のもとで引き出しが可能になる見込みです。
② つみたて投資枠の対象商品の拡充
これまで「つみたて投資枠」は国が厳選した投資信託のみが対象でしたが、対象商品の範囲を広げる方向で検討が進んでいます。
③ 定期売却サービスの手数料容認
積み立てた資産を毎月一定額ずつ自動で取り崩す「定期売却サービス」について、手数料を認める方向で見直しが予定されています。
📌 いずれも詳細な運用ルール(対象商品の具体的な範囲、手続き方法など)は今後の法令整備・金融機関の対応を待つ段階です。確定情報は追って本ブログでも解説します。
よくある誤解
→ 違います。あくまでも「利益に税金がかからない制度」です。投資なので値下がりするリスクはあります。元本保証ではありません。
❌ 「お金持ちしか使えない?」
→ 違います。多くの投資信託は月100円からの積立が可能です。少額でも始められます。
❌ 「確定申告が必要?」
→ 不要です。NISA口座での利益は申告不要です(特定口座・源泉徴収ありで開設した場合)。
❌ 「旧NISAの資産はどうなる?」
→ 旧NISAと新NISAは別枠扱いです。旧NISAで保有中の資産はそのまま非課税期間の終了まで保有できます。新NISAの枠には影響しません。
❌ 「2027年からまた制度が変わって複雑になるの?」
→ 大人(18歳以上)が使う基本ルールはそのままです。追加されるのは18歳未満向けの「こどもNISA」など。すでにNISAを使っている方は、今まで通りの運用を続けて問題ありません。
新NISAはこんな人に向いています
- 銀行預金だけでは将来が不安な人
- 老後や教育資金を少しずつ積み立てたい人
- 税金をできるだけ減らしながら資産を増やしたい人
- 投資の難しい手続きを避けたい人
👉 ほぼすべての人にメリットがある制度です。まだ使っていない人は、まず口座を開くだけでも価値があります。
NISA口座の開き方(3ステップ)
本人確認書類・マイナンバーが必要です。
証券口座と一緒に申し込めます(後からでも申請可)。
銘柄・金額・積立日を設定するだけです。
まとめ
- 新NISAは投資の利益が非課税になる国の制度(年間最大360万円・生涯1800万円・非課税期間は無期限)
- 初心者はつみたて投資枠(年間120万円)だけまず使えばOK
- 2027年1月からは「こどもNISA」(18歳未満・年間60万円・生涯600万円)が追加予定
- 大人が使う基本ルールは変わらないので、今使っている人はそのまま継続でOK
- 元本保証ではないが、長期積立なら始めないよりはるかにメリットが大きい
📚 初心者ガイドシリーズ
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