【2026年10月15日】XAUUSDチャート分析——4,073で2度目の底、ダブルボトムか下降三角形か

チャート分析

10/14の夜(日本時間)、XAUUSDは大きな出来高を伴って急落しましたが、レンジの底を割れずに反発しました。前回の分析から1日で、チャートの形がどう変わったかを整理します。

この記事はファンダメンタルズを使わず、チャートから読み取れることだけで構成しています。

⏳ 30秒で読む結論

XAUUSDは10/14に4,073.32まで急落しましたが、10/7の安値(4,066.36)を割らずに、10/15朝には4,161.72まで戻しました。レンジの底が2度守られた一方で、高値は切り下がり続けており、上下どちらの形にも読める局面です。現在値の4,147は、すぐ上の抵抗4,162〜4,166の手前です。


① 10/14の急落は表示期間で最大級の出来高。それでも底は割れませんでした
② 底が2つなら「ダブルボトム」、高値の切り下げを見れば「下降三角形」です
③ 短期は4,162〜4,166、中期は4,226と4,066のどちらを抜けるかが分かれ目です

1. 前回(10/14)からの変化

項目10/14時点10/15時点
現在値約4,160約4,147
直近安値4,144.414,073.32
直近高値4,166.134,161.72
日足RSI43.0343.40
H4 RSI48.6049.57
相場の見立てレンジ継続(4,066〜4,226)レンジ継続(底を2度防衛)

前回のトレードプランの結果は次のとおりです。

プラン結果
デイの買い(4,075〜4,112、損切り4,055)安値4,073.32で反発し、損切りには届かず。利確1の4,145に到達。利確2の4,166には4ドル届かず
デイの売り(4,200〜4,220)未到達
スキャルの買い(4,141〜4,147、損切り4,128)10/14の急落で損切り
スキャルの売り(4,183〜4,200)未到達

2. 環境認識(マルチタイム分析)

時間足状態ポイント
月足・週足長期上昇の中の調整今週足は4,073.32まで下げた後に戻す下ヒゲ付きの陰線(未確定)。前週安値4,066.36は割っていない
日足緩やかな下降10/14は約56ドル下げた陰線。10/15は4,099.88から4,161.72まで戻し、前日の陰線実体の約7割を回復(未確定)
H4レンジ安値は4,066→4,073とほぼ横ばい。高値は4,226→4,217→約4,200→4,161.72と切り下げ
H1以下V字反発4,073.32からの反発が、10/14高値(4,166.13)の手前で失速。4,162〜4,166に二重天井

日足は、今日の終値が4,162を超えれば前日の陰線を丸ごと包む陽線になります。現時点では未確定です。

3. 出来高とRSIから見た攻防

  • 10/14の急落:5分足・15分足・30分足で表示範囲の中で最大の出来高でした。1時間足でも、10/2の高値からの反落に迫る大きさです。売り手が強く押し込んだ動きでした。
  • それでも底は割れず:安値は4,073.32で止まり、10/7の安値の手前で反発しました。その後は下げ幅のほぼ全部を取り戻しています。大きな売りが吸収された点では、10/7と同じ性質の動きです。
  • ワイコフ理論での見方:10/7を「スプリング」の候補とすると、10/14はその後の「テスト」にあたります。教科書的なテストは「安値を割らず、出来高も減る」ことが条件です。今回は安値は割りませんでしたが出来高は大きく、条件の半分しか満たしていないため、判断は保留します。
  • RSI:日足43.40(50を下回る弱含み)、H4 49.57(中立)。新しいダイバージェンスは出ていません。

ティックボリュームは価格の更新回数で、市場全体の実際の取引量ではありません。RSIも価格から計算する指標なので、どちらも補助的な判断材料として扱っています。

4. チャートパターン分析

月足・週足(大局)

最高値後の調整です。週足の安値は約3,940(6〜7月)→4,066→4,073と切り下がっていません。3,940を週足終値で割れば、調整がさらに深まったサインです。

日足・H4(中期)

同じ値動きから、2つの形が読めます。

  • ダブルボトム:底が4,066と4,073の2つ。2つの底の間の高値4,217がネックラインで、ここを上抜ければ完成です。計測目標は約4,364です。
  • 下降三角形:底は横ばい、高値は切り下がる形。古典的には下に抜けやすい形とされ、4,066を日足終値で割れば完成です。

どちらも形成途中で、どちらが正しいかはまだ分かりません。

H1以下(短期)

  • 4,162〜4,166の二重天井がすぐ上の壁です。ここを1時間足終値で上抜けるのが、反発が続く最初の確認材料です。
  • 下は、反発の前に15分足で保ち合った4,103〜4,110が支えの候補です。

エリオット波動は、前回と同じく「調整のC波」とも「新しい上昇の第2波」とも読めるため、波動ラベルは付けていません。

5. フィボナッチと重要価格帯

  • 10/14の下落(4,166.13→4,073.32)に対して、現在値の約4,147は78.6%戻し(4,146.3)付近です。高値の4,161.72は約95%戻しにあたります。
  • 10/14安値からの反発(4,073.32→4,161.72)に対する押し目の候補は、38.2%が4,127.9、50%が4,117.5、61.8%が4,107.1です。
価格帯意味
約4,6968月高値。上抜ければ日足の下降が否定される
約4,364ダブルボトムの計測目標
4,217〜4,226レンジ上限。ダブルボトムのネックライン
4,183〜4,20010/13の急落の起点
4,162〜4,166直近の二重天井(短期の壁)
4,117〜4,128反発幅の38.2〜50%押し
4,103〜4,110上放れ前の保ち合い
4,066〜4,0732度守られた底。下降三角形の底辺
約3,9402026年安値。中期の最終防衛ライン

6. 時間軸別トレード戦略

XAUUSD 4時間足チャート。4,066〜4,226のレンジ上下限に売りゾーン・買いゾーン、利確・損切りラインを記入(10/15版)
H4:レンジ端プラン
XAUUSD 1時間足チャート。10/14安値からの反発局面に短期の売りゾーン・買いゾーン、利確・損切りラインを記入(10/15版)
H1:短期プラン
時間軸エントリー利確損切り
スキャル
(H1・M15)
買い:4,117〜4,128
売り:4,162〜4,172
買い:4,147/4,162
売り:4,147/4,128
買い:4,100
売り:4,182
デイ
(H4)
買い:4,075〜4,105
売り:4,200〜4,220
買い:4,147/4,166/4,200
売り:4,166/4,128/4,105
買い:4,055
売り:4,235
スイング
(日足)
買い:4,226をH4終値で上抜け後、
4,205〜4,226への押し
売り:4,066を日足終値で割った後、
4,066〜4,100への戻り
買い:4,300/4,364
売り:4,000/3,940
買い:4,195
売り:4,115
  • 4,129〜4,161は見送りの帯で、現在値の4,147はこの中にあります。
  • ゾーンに来たらすぐ入るのではなく、ヒゲや反転足を確認してからにします。
  • 利確1に届いたら、損切りを建値に移します。

7. シナリオ分岐

シナリオ条件目標否定される条件
A:上放れ
(ダブルボトム完成)
4,166をH1終値で上抜け→4,217〜4,226をH4終値で上抜けて定着(出来高の増加を伴う)4,300→約4,3644,103〜4,110を割る/上抜け後にレンジへ戻る
B:下放れ
(下降三角形完成)
4,162〜4,166で頭を抑えられ、4,066を日足終値で割る4,000→約3,9404,226をH4終値で上抜け
C:レンジ継続4,066〜4,226の中で上下限のヒゲが続く上下限の往復上下どちらかの終値での離脱

当面はCを最も重く見ています。AとBは同程度です。底が2度守られたこと(Aの材料)と、高値の切り下げが続いていること(Bの材料)がともに強まっていて、差は開いていません。

8. まとめ

この記事のまとめ

10/14の大きな売りでも、レンジの底は割れませんでした。一方で、高値の切り下げは止まっていません。次に4,066〜4,073を試したとき、出来高が減って底が守られるか、出来高を伴って割れるかで、10/14の大きな出来高が「売りの吸収」だったのか「売り手の本格参入」だったのかが分かります。

データについて:本記事のチャートは、MT5の2026年10月15日13:39(日本時間)時点のものです。出来高はブローカーが提供するティックボリューム(価格の更新回数)で、市場全体の取引量とは異なります。過去の高値・安値の一部は、チャートの目盛りからの読み取りのため、数ドルの誤差を含みます。示した価格帯は過去データでの検証(バックテスト)を行ったものではありません。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。
X(旧Twitter):@pablo29god

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