【2026年10月16日】XAUUSDチャート分析——日足で強気の包み足、4,186〜4,200の壁を抜けられるか

チャート分析

10/15、XAUUSDは前日の陰線を丸ごと包む陽線で引け、レンジの底からの反発が日足でも確認されました。前回の分析から1日で、チャートの形がどう変わったかを整理します。

この記事はファンダメンタルズを使わず、チャートから読み取れることだけで構成しています。

⏳ 30秒で読む結論

XAUUSDは10/15に4,105.70から4,172.27まで上げて引け、日足で強気の包み足が確定しました。10/16も4,186.30まで上昇しましたが、10/13の急落の起点にあたる4,186〜4,200で止められ、現在は4,174付近で横ばいです。抜ける方向は上放れがやや優勢になりましたが、高値の切り下げはまだ止まっていません。


① 日足は強気の包み足、H1は高値・安値とも切り上げ、H4のRSIは50超え
② 本日高値4,186.30は、10/12〜10/14の下げの78.6%戻しとほぼ一致
③ 約4,200、最終的には4,217〜4,226を抜けるまでは「下げの中の反発」の範囲です

1. 前回(10/15)からの変化

項目10/15時点10/16時点
現在値約4,147約4,174
直近安値4,073.324,147.13
直近高値4,161.724,186.30
日足RSI43.4045.85
H4 RSI49.5755.29
相場の見立てレンジ継続(離脱方向は互角)レンジ継続(離脱するなら上放れがやや優勢)

前回のトレードプランの結果は次のとおりです。

プラン結果
デイの買い(4,075〜4,105)未到達(10/15の安値は約4,130)
デイの売り(4,200〜4,220)未到達(高値4,186.30)
スキャルの買い(4,117〜4,128)未到達(10/15の押しは約4,130で止まり、数ドル届かず)
スキャルの売り(4,162〜4,172、損切り4,182)約定。10/16朝に4,147.13まで下げたが、利確1の4,147に0.13ドル届かず。その後4,186.30まで上昇して損切り
参考:10/14のデイの買い10/15に利確2の4,166に到達

2. 環境認識(マルチタイム分析)

時間足状態ポイント
月足・週足長期上昇の中の調整今週足は始値4,197.96、安値4,073.32、現在4,174.77。下ヒゲが実体より長い形(未確定)
日足緩やかな下降の中の反発10/15は4,105.70→4,172.27で、前日の陰線実体を丸ごと包む強気の包み足が確定
H4レンジ(上寄り)安値は4,073→約4,130→4,147と切り上げ。高値は4,226→4,217→約4,200→4,186.30で、まだ切り下げの範囲
H1以下上昇高値は4,161.72→約4,178→4,186.30、安値は4,073.32→約4,130→4,147.13と切り上げ。4,186.30の後は4,168〜4,178で横ばい

週足は、始値の4,197.96を超えて引ければ下ヒゲの長い陽線になります。確定まで残り1日14時間です。

3. 出来高とRSIから見た攻防

  • 押しの局面:10/15夜(日本時間)の約4,130と10/16朝の4,147は、どちらも長い下ヒゲを付けてすぐ戻しました。10/15の押しは出来高が大きかったものの、安値は10/14の4,073を大きく上回っていて、買いが早めに入っています。
  • 上げの局面:出来高は中程度です。10/14の急落時の大きな出来高と比べると、新しい買いが入っているのか、売りの手仕舞いなのかはまだ区別がつきません。
  • 高値後:4,186.30を付けた後の横ばいでは、出来高が細っています。
  • RSI:日足45.85(50手前)、H4 55.29(10/12以来の50超え)。日足が50を超えれば、日足でも勢いが上向きに変わったサインになります。

ティックボリュームは価格の更新回数で、市場全体の実際の取引量ではありません。RSIも価格から計算する指標なので、どちらも補助的な判断材料として扱っています。

4. チャートパターン分析

月足・週足(大局)

最高値後の調整です。週足の安値は約3,940(6〜7月)→4,066→4,073と切り下がっていません。今週足の長い下ヒゲは安値圏での買い戻しを示す形ですが、確定はこれからです。

日足・H4(中期)

  • ダブルボトム:底は4,066と4,073の2つで、ネックラインは4,217です。底からの上昇が続き、前回より有力になりました。上抜けた場合の計測目標は約4,364です。
  • 下降三角形:底辺(4,066〜4,073)から現在値まで約100ドル離れ、すぐに下に抜ける形ではなくなりました。ただし上辺(4,226→4,217→約4,200と切り下がる高値のライン)はまだ抜けていないので、否定はされていません。

H1以下(短期)

  • 高値・安値とも切り上げる上昇の形です。
  • ただし4,186.30で、10/13の急落の起点(4,183〜4,200)と78.6%戻しが重なる水準に止められています。ここを1時間足終値で上抜けるのが、上昇が続く確認材料です。

エリオット波動は、前回と同じく「調整のC波」とも「新しい上昇の第2波」とも読めるため、波動ラベルは付けていません。

5. フィボナッチと重要価格帯

  • 10/12高値4,217.17→10/14安値4,073.32の下落に対して、本日高値の4,186.30は78.6%戻し(4,186.4)とほぼ一致します。
  • 10/14安値からの上昇(4,073.32→4,186.30)に対する押し目の候補は、38.2%が4,143.1、50%が4,129.8、61.8%が4,116.5です。本日安値の4,147.13は38.2%の手前、10/15の押し(約4,130)は50%付近でした。
価格帯意味
約4,6968月高値。上抜ければ日足の下降が否定される
約4,364ダブルボトムの計測目標
4,300上放れの最初の目標
4,217〜4,226レンジ上限。ダブルボトムのネックライン
4,186〜4,20010/13の急落の起点・78.6%戻し(本日高値で反落)
4,168〜4,178高値後の横ばい帯
4,143〜4,150本日安値・38.2%押し
4,117〜4,13210/15の押し・50〜61.8%押し。割れるとH1の上昇の形が崩れる
4,066〜4,0732度守られた底
約3,9402026年安値。中期の最終防衛ライン

6. 時間軸別トレード戦略

XAUUSD 4時間足チャート。4,066〜4,226のレンジ上下限に売りゾーン・買いゾーン、利確・損切りラインを記入(10/16版)
H4:レンジ端プラン
XAUUSD 1時間足チャート。10/14安値からの上昇局面に短期の売りゾーン・買いゾーン、利確・損切りラインを記入(10/16版)
H1:短期プラン
時間軸エントリー利確損切り
スキャル
(H1・M15)
買い:4,143〜4,150
売り:4,186〜4,200
買い:4,172/4,186
売り:4,172/4,150
買い:4,128
売り:4,208
デイ
(H4)
買い:4,117〜4,132
売り:4,200〜4,220
買い:4,172/4,200/4,217
売り:4,172/4,147/4,130
買い:4,098
売り:4,235
スイング
(日足)
買い:4,226をH4終値で上抜け後、
4,205〜4,226への押し
売り:4,066を日足終値で割った後、
4,066〜4,100への戻り
買い:4,300/4,364
売り:4,000/3,940
買い:4,195
売り:4,115
  • 4,151〜4,185は見送りの帯で、現在値の4,174はこの中にあります。
  • ゾーンに来たらすぐ入るのではなく、ヒゲや反転足を確認してからにします。
  • 利確1に届いたら、損切りを建値に移します。

7. シナリオ分岐

シナリオ条件目標否定される条件
A:上放れ
(ダブルボトム完成)
4,186〜4,200をH1終値で上抜け→4,217〜4,226をH4終値で上抜けて定着(出来高の増加を伴う)4,300→約4,3644,117〜4,132を割る/上抜け後にレンジへ戻る
B:下放れ
(下降三角形完成)
4,186〜4,200で頭を抑えられ、4,143〜4,150、4,117〜4,132を順に割り、4,066を日足終値で割る4,000→約3,9404,226をH4終値で上抜け
C:レンジ継続4,066〜4,226の中で推移。内側は4,130〜4,200上下限の往復上下どちらかの終値での離脱

当面はCを最も重く見ています。前回は「AとBは同程度」としましたが、日足の包み足の確定とH1の上昇の形を受けて、今回はAを上に置きました。ただし、どの材料も同じ価格データから出たもので、4,200〜4,226を抜けるまでは「反発」の範囲にとどまります。

8. まとめ

この記事のまとめ

レンジの底からの反発が、日足の包み足で確認されました。次の焦点は、10/13の急落の起点にあたる4,186〜4,200を抜けて、4時間足の高値の切り下げを止められるかです。上昇の出来高はまだ中程度なので、上抜けるときに出来高が伴うかどうかが、新しい買いの流入か、売りの手仕舞いかを見分ける手がかりになります。

データについて:本記事のチャートは、MT5の2026年10月16日15:09(日本時間)時点のものです。出来高はブローカーが提供するティックボリューム(価格の更新回数)で、市場全体の取引量とは異なります。過去の高値・安値の一部は、チャートの目盛りからの読み取りのため、数ドルの誤差を含みます。示した価格帯は過去データでの検証(バックテスト)を行ったものではありません。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。
X(旧Twitter):@pablo29god

免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。また、特定の企業・政策・団体等への評価や意見を代表するものではありません。本記事は公開されている一次資料・報道をもとに事実関係を整理したものであり、独自の取材に基づくものではありません。市場価格は常に変動しており、内容の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。最新の情報については各出典元をご確認ください。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録を受けていません。投資判断はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより、預けた元本を超える損失が生じる可能性があります。

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