先週(10/12〜10/16)の週足が確定し、週明けのXAUUSDは先週末の終値を下回って始まった後、すぐに切り返しました。週足の形と月曜朝の値動きから、今週の狙いを整理します。
この記事はファンダメンタルズを使わず、チャートから読み取れることだけで構成しています。
先週の週足は、4,073.32まで下げた後に戻す長い下ヒゲで引け、レンジの底(4,066〜4,073)での買い支えが2週連続で確認されました。一方で10/16には4,199.06まで上げた後に売り戻され、約4,200の売り圧力も残っています。月曜朝は4,155.88で始まり、4,154.05で下げ止まって4,180前後まで戻しました。今週は4,200を抜けるかどうかが焦点です。
① 安値は4,073→約4,130→4,147→4,154と切り上がり、天井は約4,200で水平
② 天井が水平で安値が切り上がる「上昇三角形」の形が続いています
③ 4,200を4時間足終値で上抜けるまでは、押し目買いを中心に考えます
1. 前回(10/16)からの変化
| 項目 | 10/16時点 | 10/19時点 |
|---|---|---|
| 現在値 | 約4,174 | 約4,179 |
| 直近安値 | 4,147.13 | 4,154.05(本日) |
| 直近高値 | 4,186.30 | 4,199.06(10/16夜) |
| 日足RSI | 45.85 | 45.02(10/16確定値) |
| H4 RSI | 55.29 | 55.42 |
| 相場の見立て | レンジ継続(離脱するなら上放れがやや優勢) | レンジ継続(4,200の攻防。上昇三角形の幅が縮小) |
前回のトレードプランの結果は次のとおりです。
| プラン | 結果 |
|---|---|
| スキャルの売り(4,186〜4,200、損切り4,208) | 約定。利確1の4,172に到達。10/16夜の4,199.06への急伸でも損切りには届かず。利確2の4,150には届かず |
| デイの売り(4,200〜4,220) | 高値4,199.06で、0.94ドル届かず未約定 |
| スキャルの買い(4,143〜4,150) | 未到達 |
| デイの買い(4,117〜4,132) | 未到達 |
2. 先週の確定足と週明けの値動き
| 時間足 | 確定値・状態 | ポイント |
|---|---|---|
| 週足(10/12週) | 始値4,197.96/高値4,217.17/安値4,073.32/終値4,163.93 | 実体34ドルの小さな陰線に、約91ドルの長い下ヒゲ。前週(安値4,066.36)に続き2週連続で底から戻した |
| 日足(10/16) | 始値4,172.27/高値4,199.06/安値4,147.13/終値4,163.93 | 夜に4,199.06まで急伸した後に売り戻され、長い上ヒゲで引けた。RSIは45.02で50に届かず |
| 月曜朝(10/19) | 始値4,155.88/安値4,154.05 | 先週末の終値から約8ドル下で始まったが、最初の1時間足で約19ドル上げて窓を埋めた |
週末の休日取引では4,148〜4,152まで下げていましたが、MT5の寄り付きはそれより上で、すぐに切り返しました。休日の下げは参加者の少ない時間帯のぶれだったと判断しています。
3. 出来高とRSIから見た攻防
- 10/16夜の4,199.06への急伸:5分足でその日最大の出来高を伴いましたが、すぐに売り戻されました。約4,200の売り圧力はまだ強いと見ています。
- 週足の下ヒゲ:2週続けて4,066〜4,073付近から戻しており、底での買い支えは週足でも確認できます。
- RSI:日足は45.02で50未満、H4は55.42で中立よりやや上です。
ティックボリュームは価格の更新回数で、市場全体の実際の取引量ではありません。RSIも価格から計算する指標なので、どちらも補助的な判断材料として扱っています。
4. チャートパターン分析
月足・週足(大局)
最高値後の調整です。週足の安値は約3,940(6〜7月)→4,066→4,073と切り下がっていません。10月の月足は始値(4,162.70)付近で推移しており、方向はまだ出ていません。
日足・H4(中期)
- 外側のレンジ(4,066〜4,226):9月下旬から4週目に入ります。高値は4,226(10/2)→4,217(10/12)→約4,200(10/13)→4,199.06(10/16)と切り下がっています。
- ダブルボトム:底は4,066と4,073。ネックラインの4,217を上抜ければ完成で、計測目標は約4,364です。
H1以下(短期)
- 内側の上昇三角形(4,147〜4,200):天井は約4,200(10/13)と4,199.06(10/16)で水平、安値は4,073→約4,130→4,147→4,154と切り上がっています。
- 天井が水平で安値が切り上がる形は、古典的には上に抜けやすいとされます。ただし形成途中で、価格は3度目の天井試しに向かう位置です。
エリオット波動は、前回と同じく「調整のC波」とも「新しい上昇の第2波」とも読めるため、波動ラベルは付けていません。
5. 今週の重要価格帯
| 価格帯 | 意味 |
|---|---|
| 4,300/約4,364 | レンジを上に抜けた場合の目標(約4,364はダブルボトムの計測目標) |
| 4,217〜4,226 | 外側レンジの上限。ダブルボトムのネックライン |
| 4,199〜4,200 | 内側の三角形の天井(2回の高値がそろう) |
| 4,186〜4,200 | 10/13の急落の起点。10/16にも売り戻された水準 |
| 4,163〜4,168 | 先週末の終値と、本日の上昇の押し目 |
| 4,147〜4,155 | 切り上がる安値(10/16安値・本日安値) |
| 4,130前後 | 10/15の押し目。割れると安値の切り上げが崩れる |
| 4,066〜4,073 | 外側レンジの下限。2週連続の下ヒゲの底 |
| 4,000/約3,940 | レンジを下に抜けた場合の目標 |
6. 時間軸別トレード戦略
H4:買い

H4:売り

H1:買い

H1:売り

| 時間軸 | エントリー | 利確 | 損切り |
|---|---|---|---|
| スキャル (H1・M15) | 買い:4,163〜4,168 売り:4,190〜4,200 | 買い:4,180/4,198 売り:4,180/4,166 | 買い:4,152 売り:4,208 |
| デイ (H4) | 買い:4,147〜4,155 売り:4,200〜4,220 | 買い:4,180/4,200/4,226 売り:4,180/4,155/4,130 | 買い:4,128 売り:4,235 |
| スイング (日足) | 買い:4,200をH4終値で上抜け後、 4,186〜4,200への押し 売り:4,066を日足終値で割った後、 4,066〜4,100への戻り | 買い:4,226/4,300 売り:4,000/3,940 | 買い:4,170 売り:4,115 |
- 売りは2つとも、4,200を上抜けたら撤退が前提です。天井を3度試す局面なので、上抜けの可能性も高まっています。
- ゾーンに来たらすぐ入るのではなく、ヒゲや反転足を確認してからにします。
- 利確1に届いたら、損切りを建値に移します。
7. 今週のシナリオ
| シナリオ | 条件 | 目標 | 否定される条件 |
|---|---|---|---|
| A:上放れ (優位) | 4,200をH4終値で上抜け→4,217〜4,226を上抜けて定着(出来高の増加を伴う) | 4,300→約4,364 | 4,130を割る/上抜け後にレンジへ戻る |
| C:レンジ継続 (同程度) | 4,147〜4,200の中で値幅がさらに縮む | 上下限の往復 | 上下どちらかの終値での離脱 |
| B:下放れ (劣後) | 4,147→4,130→4,066を順に割る | 4,000→約3,940 | 4,200をH4終値で上抜け |
底は2週連続で守られており、今週中に下放れが成立するハードルは高いと見ています。一方で、4,200の売り圧力も10/16に改めて確認されたため、上放れとレンジ継続はほぼ同程度です。
8. まとめ
先週は「底の固さ」と「4,200の売り」がどちらも確認されました。週明けも安値を切り上げて始まり、上昇三角形の幅はさらに狭くなっています。今週は4,200を抜けるかどうかがすべてで、抜けるまでは押し目買いを中心に、4,200の4時間足終値での上抜けが出たら上抜け後の押し目買いに切り替える考えです。
データについて:本記事のチャートは、MT5の2026年10月19日8:12(日本時間)時点のものです。週足・日足の数値は10/16の確定値です。出来高はブローカーが提供するティックボリューム(価格の更新回数)で、市場全体の取引量とは異なります。過去の高値・安値の一部は、チャートの目盛りからの読み取りのため、数ドルの誤差を含みます。示した価格帯は過去データでの検証(バックテスト)を行ったものではありません。
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。
X(旧Twitter):@pablo29god
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