【2026年10月20日】XAUUSDチャート分析——上昇三角形が下に崩れ、4,147が上値の壁に

チャート分析

10/19、XAUUSDは4,190.39まで上げたものの天井の4,200に届かず、夜にかけて切り上がってきた安値のラインを割り込みました。前回の分析から1日で、チャートの形がどう変わったかを整理します。

この記事はファンダメンタルズを使わず、チャートから読み取れることだけで構成しています。

⏳ 30秒で読む結論

XAUUSDは10/19に4,190.39まで上げましたが、天井の4,199〜4,200に届かずに反落しました。夜には切り上がってきた安値のライン(4,147〜4,154)を割り込み、10/20朝には4,115.60まで下げています。その後の戻りは、割り込んだラインの4,147.55で止められました。上に抜けやすいとされた上昇三角形が下に崩れ、抜ける方向は下放れがやや優勢に変わりました。


① 高値は4,226→4,217→4,199→4,190と切り下がり、天井を試す力が弱まっています
② 支えだった4,147〜4,155が、今度は上値の壁に変わりました(役割転換)
③ 次の支えは4,115〜4,118、その先はレンジの底4,066〜4,073です

1. 前回(10/19)からの変化

項目10/19時点10/20時点
現在値約4,179約4,131
直近安値4,154.054,115.60
直近高値4,199.06(10/16)4,190.39(10/19)
日足RSI45.0242.32
H4 RSI55.4243.09
相場の見立てレンジ継続(上放れ優位)レンジ継続(離脱するなら下放れがやや優勢)

前回のトレードプランの結果は次のとおりです。

プラン結果
H4の買い(4,147〜4,155、損切り4,128)寄り付きの4,154.05でゾーンに到達。利確1の4,180に到達し、利確2の4,200には届かず。その後10/20に損切り4,128に到達(利確1の到達後に損切りを建値へ移していれば、建値で撤退)
H4の売り(4,200〜4,220)未到達(高値4,190.39)
H1の買い(4,163〜4,168、損切り4,152)10/19の下落でゾーンに到達した後、4,180まで戻らずに損切り
H1の売り(4,190〜4,200、損切り4,208)高値4,190.39でゾーン下端に0.39ドル届いて反落し、利確1の4,180・利確2の4,166とも到達。ただしゾーンの端ぎりぎりだったため、反転足の確認を待つと約定しなかった可能性が高い

2. 環境認識(マルチタイム分析)

時間足状態ポイント
週足長期上昇の中の調整今週足は始値4,155.88、高値4,190.39、安値4,115.60で、現時点は陰線(未確定)。高値は前週の4,217から切り下げ
日足三角保ち合い高値は4,226→4,217→4,199→4,190と切り下げ、安値は4,066→4,073→4,115.60と切り上げ。10/19は上ヒゲの陰線
H4短期の下降切り上がる安値(4,073→約4,130→4,147→4,154)が崩れ、4,115.60まで下落。RSIは10/16以来の50割れ
H1以下下降10/19の4,190.39から高値・安値とも切り下げ。本日の戻りは4,147.55で失速

4,066〜4,226のレンジは5週目に入りましたが、上下どちらもまだ終値では抜けていません。

3. 出来高とRSIから見た攻防

  • 安値ラインの割り込み:10/19の20時台〜23時台(日本時間)の下げは、出来高を伴っていました。
  • 4,115.60での下ヒゲ:10/20の9時前後、5分足でその日最大級の出来高を伴って反発しました。ここで一度、買いが入っています。
  • 戻りの弱さ:戻りは下げ幅の50%(4,153)に届かず、約43%の4,147.55で止まりました。その後の下げで出来高が増えていて、売りが優勢です。
  • RSI:日足42.32、H4 43.09。10/16以降の上向きの勢いは消えています。

ティックボリュームは価格の更新回数で、市場全体の実際の取引量ではありません。RSIも価格から計算する指標なので、どちらも補助的な判断材料として扱っています。

4. チャートパターン分析

月足・週足(大局)

最高値後の調整です。週足の安値は約3,940(6〜7月)→4,066→4,073と切り下がっていません。今週は前週までのような長い下ヒゲはまだ出ていません。

日足・H4(中期)

  • 日足の三角保ち合い:高値の切り下げと安値の切り上げで、値幅が両側から縮んでいます。
  • H4の構造の変化:切り上がってきた安値(4,147〜4,154)を割り込み、短期の下降の形に変わりました。戻りが割り込んだ水準で止められたことで、ここが上値の壁として確認されています。

H1以下(短期)

  • 前回の分析で注目した上昇三角形(天井4,200・安値の切り上げ)は、下に崩れて失敗しました。上に抜けやすいとされた形が逆に崩れたことは、下向きの材料です。
  • 下の支えは、本日安値の4,115.60と61.8%押しの4,118が重なる4,115〜4,118です。

エリオット波動は、前回と同じく「調整のC波」とも「新しい上昇の第2波」とも読めるため、波動ラベルは付けていません。

5. フィボナッチと重要価格帯

  • 10/14安値4,073.32→10/19高値4,190.39の上昇に対して、50%押しは4,131.9(現在値付近)、61.8%押しは4,118.0(本日安値付近)、78.6%押しは4,098.4です。
  • 10/19高値→本日安値(4,190.39→4,115.60)の下落に対して、38.2%戻しは4,144.2、50%戻しは4,153.0です。本日の戻り4,147.55はこの間で止まりました。
価格帯意味
4,217〜4,226レンジ上限
4,190〜4,20010/19高値と天井。上抜ければ上放れ側に戻る
4,163〜4,16810/19夜の下落の起点
4,145〜4,155割り込んだ安値ライン・本日の戻り高値(短期の壁)
4,131現在値。50%押し
4,115〜4,118本日安値・61.8%押し
4,098〜4,11078.6%押し・10/15の上放れ前の保ち合い
4,066〜4,073レンジの底。2度守られた
4,000/約3,940下放れの目標

6. 時間軸別トレード戦略

H4:買い

XAUUSD 4時間足チャート。レンジ下限4,066〜4,085の買いゾーン、損切り4,050、利確4,115・4,147・4,190を記入(10/20版)
H4:買い(レンジ下限)

H4:売り

XAUUSD 4時間足チャート。割り込んだ安値ライン4,145〜4,155の売りゾーン、損切り4,170、利確4,116・4,100・4,075を記入(10/20版)
H4:売り(割り込んだ安値ラインへの戻り)

H1:買い

XAUUSD 1時間足チャート。本日安値・61.8%押しの4,114〜4,120の買いゾーン、損切り4,106、利確4,131・4,145を記入(10/20版)
H1:買い(本日安値・61.8%押し)

H1:売り

XAUUSD 1時間足チャート。本日の戻り高値4,140〜4,147の売りゾーン、損切り4,153、利確4,125・4,117を記入(10/20版)
H1:売り(本日の戻り高値)
時間軸エントリー利確損切り
スキャル
(H1・M15)
買い:4,114〜4,120
売り:4,140〜4,147
買い:4,131/4,145
売り:4,125/4,117
買い:4,106
売り:4,153
デイ
(H4)
買い:4,066〜4,085
売り:4,145〜4,155
買い:4,115/4,147/4,190
売り:4,116/4,100/4,075
買い:4,050
売り:4,170
スイング
(日足)
買い:4,200をH4終値で上抜け後、
4,186〜4,200への押し
売り:4,066を日足終値で割った後、
4,066〜4,100への戻り
買い:4,226/4,300
売り:4,000/3,940
買い:4,170
売り:4,115
  • 本命はH4の売りです。H1の買いは流れに逆らう逆張りなので、利確を近めにしています。
  • 4,121〜4,139は見送りの帯で、現在値の4,131はこの中にあります。
  • ゾーンに来たらすぐ入るのではなく、ヒゲや反転足を確認してからにします。
  • 利確1に届いたら、損切りを建値に移します。

7. シナリオ分岐

シナリオ条件目標否定される条件
C:レンジ継続4,066〜4,190の中で推移。内側は4,115〜4,155上下限の往復上下どちらかの終値での離脱
B:下放れ4,115〜4,118をH1終値で割る→4,098〜4,110を割る→4,066を日足終値で割る4,000→約3,9404,155をH4終値で回復
A:上放れ4,145〜4,155をH4終値で回復→4,190〜4,200を上抜け→4,226を上抜け4,300→約4,3644,115.60を割る

当面はCを最も重く見ています。前回は上放れ(A)を優位としていましたが、上昇三角形が下に崩れたため、今回は下放れ(B)を上に置きました。ただし底の4,066〜4,073は2度守られていて、Bが成立するには約50ドル下の底を日足終値で割る必要があります。

8. まとめ

この記事のまとめ

上に抜けやすいとされた上昇三角形が下に崩れ、支えだった4,147〜4,155が上値の壁に変わりました。次の焦点は4,115〜4,118の支えです。ここを割り込めば、2度守られてきたレンジの底4,066〜4,073を再び試す流れが見えてきます。逆に4,155を4時間足終値で回復できれば、今回の崩れは一時的なものだったことになります。

データについて:本記事のチャートは、MT5の2026年10月20日14:47(日本時間)時点のものです。出来高はブローカーが提供するティックボリューム(価格の更新回数)で、市場全体の取引量とは異なります。過去の高値・安値の一部は、チャートの目盛りからの読み取りのため、数ドルの誤差を含みます。示した価格帯は過去データでの検証(バックテスト)を行ったものではありません。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。
X(旧Twitter):@pablo29god

免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。また、特定の企業・政策・団体等への評価や意見を代表するものではありません。本記事は公開されている一次資料・報道をもとに事実関係を整理したものであり、独自の取材に基づくものではありません。市場価格は常に変動しており、内容の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。最新の情報については各出典元をご確認ください。執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録を受けていません。投資判断はご自身の責任で行ってください。FX・先物・CFD取引はレバレッジにより、預けた元本を超える損失が生じる可能性があります。

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