投資を始める前にやってはいけない5つのこと【超初心者向け】シリーズ最終回

投資初心者ガイド

「投資=難しい」「損しそうで怖い」と感じる人の多くは、投資そのものではなく、間違った始め方で失敗しています。

このシリーズを読み終えた皆さんには、知識として「何をすべきか」はすでに伝わっています。この最終記事では、その知識を実行に移す前に絶対に避けるべき5つの落とし穴をお伝えします。

※本記事は2026年8月時点の情報にもとづいて構成しています。特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任のもとで行ってください。

👋 この記事が初めての方へ:この記事単体で「投資前に避けるべきこと」を理解できるように書いています。NISAの基本を先に知りたい方はいまさら聞けない新NISAって何ですか?もあわせてどうぞ。

❌ NG① 生活費まで投資に回す

これは最も危険なNG行為です。

以下のお金は絶対に投資に使ってはいけません。

  • 家賃・食費・光熱費などの毎月の生活費
  • 半年以内に使う予定のある資金(旅行・家電・冠婚葬祭など)
  • 緊急時のための「生活防衛費」
💡 生活防衛費とは?
急な失業・病気・事故など、予期せぬ出費に備えるための現金です。目安は生活費の3〜6ヶ月分(独身・共働き世帯なら3ヶ月程度、扶養家族がいる世帯や片働き世帯は6ヶ月以上を目安にするなど、世帯構成によって必要な期間は変わります)。これは銀行口座などすぐ引き出せる場所に確保しておくものであり、投資に回してはいけません。

👉 投資に使っていいのは「生活防衛費を確保した上で、当面使う予定のない余剰資金のみ」です。

なぜなら、生活費や近々使うお金を投資に入れると、相場が悪いタイミングでも売らざるを得なくなるからです。「必要な時に必ず引き出せる状態」を作っておくことが、長期投資を続けられる土台になります。

❌ NG② 「今がチャンス」と一気に大金を入れる

こんな理由で一括投資をするのは危険です。

  • 「〇〇が上がるらしい」
  • 「今買わないと乗り遅れる」
  • 「SNSやYouTubeで話題になっている」

相場はプロでも予測できません。「今が底だ」と思った翌日にさらに下がることは珍しくないのです。

👉 超初心者は毎月コツコツ積み立てる「積立投資(ドルコスト平均法)」一択です。価格が高い時も安い時も一定額ずつ買い続けることで、平均取得コストが安定し、タイミングのミスを気にする必要がなくなります。

NISAのつみたて投資枠で毎月自動積立を設定すれば、あとは何もしなくていいのです。

❌ NG③ よく分からないまま商品を買う

こんな理由だけで商品を選んでいませんか?

  • 名前が有名だから
  • 友人・家族に勧められたから
  • YouTubeやSNSで見たから

理由がそれだけなら要注意です。最低限、次の3点は自分で確認してから買いましょう。

確認項目 どこで確認する? 目安
何に投資しているか 証券会社の商品ページ・目論見書 「全世界株式」「S&P500」など明確なもの
値動きの幅 価格チャート(過去の値動き) 大きく動くものほどリスクが高い
手数料(信託報酬) 商品ページの「信託報酬」欄 年0.1%前後(0.2%以下)なら低コスト。主要なオルカン・S&P500連動ファンドは0.05%台〜0.1%未満が主流

👉 分からないものには投資しない。 これだけで失敗の大半は防げます。

❌ NG④ 短期間で儲けようとする

こんな気持ちになっていませんか?

  • すぐ増やしたい
  • 早く結果が欲しい
  • 含み損が怖くて売ってしまう

これは初心者が最もハマりやすい罠です。短期売買(デイトレード・スイングトレード)で利益を出し続けるには、相場の知識・経験・精神的な安定感のすべてが必要で、プロでも難しい世界です。

👉 投資はマラソンです。短距離走ではありません。

含み損(評価額が購入価格を下回っている状態)は長期投資では避けられません。重要なのは「下がったから売る」ではなく、「長期で持ち続ける方針を最初から決めておく」ことです。積立投資を始めたら、下がっている時こそ積立を止めないのが鉄則です。

❌ NG⑤ 値動きを毎日チェックしすぎる

こんなことになっていませんか?

  • 朝起きてすぐチャートを確認する
  • 仕事中も気になって価格をチェックしてしまう
  • 少し下がると不安で売りたくなる

毎日の値動きを見続けると精神的に消耗し、感情的な判断につながります。特に積立投資は、短期の上下に意味はなく、10年・20年のトレンドで判断するものです。

👉 初心者におすすめの付き合い方:

  • 積立設定をしたら基本は放置
  • チェックは月1回程度で十分
  • 「何もしないこと」が最適解になることも多い

まとめ|この5つを避けるだけで成功率は上がる

NG行動 代わりにすること
❌ 生活費・生活防衛費を投資する ✅ 生活費3〜6ヶ月分を確保した余剰資金だけで投資する
❌ 一気に大金を入れる ✅ 毎月コツコツ積立(ドルコスト平均法)
❌ 理解せずに買う ✅ 何に投資・手数料・値動きを確認してから買う
❌ 短期で儲けようとする ✅ 長期・分散・積立を軸にする
❌ 値動きを見すぎる ✅ 積立設定したら月1回確認するだけ

著者・ぱぶちゃんの自己採点

ちなみにこの5つを自分にあてはめてみると、正直こうなります。

  • ❌ 生活費を投資に回す → 当てはまっていた(今は改善)
  • ❌ 一気に大金を入れる → セーフ
  • ❌ 理解せずに買う → セーフ
  • ❌ 短期で儲けようとする → デイトレをやっていた(今は長期メイン)
  • ❌ 値動きを見すぎる → 気になって仕方なかった(今は慣れた)

5項目中3項目に当てはまっていました。投資6年目の今は、毎日チャートを追い回すことも、感情で売買することもなくなりました。ニュースに敏感になり一次情報を重視するようになってから、値動きに一喜一憂しなくなったのが一番の変化です。

ギャンブル的な要素をとことん排除して、ルールに従って淡々と続けることが、長い目で見て一番成績が上がる方法だと実感しています。

🎉 シリーズを読み終えた皆さんへ

このシリーズを最後まで読んでくれた方は、投資を始めるための基礎知識をひと通り身につけたことになります。

あとは実際に口座を開設して、最初の積立設定をするだけです。難しく考えず、まず一歩踏み出してみてください。

👉 次の行動:

  1. SBI証券または楽天証券でNISA口座を開設する
  2. つみたて投資枠で「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」または「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を毎月自動積立に設定する
  3. あとは放置して、月1回だけ残高を確認する

シリーズ全記事は下のリンクからいつでも読み返せます。

📚 初心者ガイドシリーズ(全8記事)

📚 本記事内の信託報酬の水準(オルカン・S&P500連動ファンド等)は各運用会社の公表資料をもとに筆者が整理したものです。信託報酬は変更される場合があるため、最新情報は各運用会社・証券会社の公式サイトでご確認ください。
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執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年/事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
⚠️ 免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。市場価格・制度内容は常に変動しており、正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。本ブログの執筆者は金融商品取引業者ではなく、投資助言業の登録を受けていません。投資に関する最終的な判断は、必ずご自身の判断と責任において行ってください。投資にはリスクが伴い元本を割り込む可能性があり、特にFX・先物・CFD取引はレバレッジにより損失が投資元本を超える場合があります。

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