【2026年10月21日】XAUUSDチャート分析——4,155の壁で再び反落、4,105.90で下ヒゲ

チャート分析

10/20の夜、XAUUSDは4,155.50まで急騰しましたが、前回「上値の壁」とした4,145〜4,155で再び押し戻されました。10/21朝には4,105.90まで安値を更新し、そこから下ヒゲで反発しています。前回の分析から1日で、チャートの形がどう変わったかを整理します。

この記事はファンダメンタルズを使わず、チャートから読み取れることだけで構成しています。

⏳ 30秒で読む結論

XAUUSDは10/20の22時台に4,155.50まで急騰しましたが、割り込んだ安値ライン4,145〜4,155で2度目の反落となり、壁が確認されました。10/21朝は4,105.90まで下げて安値を更新しましたが、出来高を伴う下ヒゲで反発しています。日足の安値はまだ4,073より上で、三角保ち合いの底は崩れていません。


① 4,145〜4,155の壁は2度とも守られ、上値は4,190.39→4,155.50→約4,131と急な切り下げです
② 一方で安値の切り下げは4,115.60→4,111.68→4,105.90と小幅で、H1は下降ウェッジの形です
③ 下放れには4,105.90割れ、その先のレンジの底4,066〜4,073を日足終値で割ることが必要です

1. 前回(10/20)からの変化

項目10/20時点10/21時点
現在値約4,131約4,124
直近安値4,115.604,105.90
直近の戻り高値4,147.554,155.50(10/20 22時台)
日足RSI42.3241.78
H4 RSI43.0943.22
相場の見立てレンジ継続(離脱するなら下放れがやや優勢)レンジ継続(離脱するなら下放れがやや優勢)

前回のトレードプランの結果は次のとおりです。

プラン結果
H4の買い(4,066〜4,085)未到達(安値4,105.90)
H4の売り(4,145〜4,155、損切り4,170)10/20の22時台の急騰でゾーンに到達し、4,155.50で反落。10/21朝に利確1の4,116に到達。利確2の4,100には届かず(安値4,105.90)
H1の買い(4,114〜4,120、損切り4,106)10/20の18時台に4,111.68まで下げてゾーンに到達し、22時台の急騰で利確1の4,131・利確2の4,145とも到達。10/21朝の再到達では、安値4,105.90が損切り4,106をわずか0.10ドル下回った
H1の売り(4,140〜4,147、損切り4,153)22時台の急騰でゾーンに到達したものの、4,155.50まで上げたため損切り4,153に到達

2. 環境認識(マルチタイム分析)

時間足状態ポイント
週足長期上昇の中の調整今週足は始値4,155.88、高値4,190.39、安値4,105.90で、現時点は陰線(未確定)。安値は前週の4,073より上
日足三角保ち合い高値は4,226→4,217→4,199→4,190と切り下げ、安値は4,066→4,073→4,105.90と切り上げを維持。10/20は始値4,145.19・終値4,125.16の陰線で、上ヒゲ(高値4,155.50)と下ヒゲ(安値4,111.68)の両方を付けた。10/21も下ヒゲを付けて推移中(未確定)
H4短期の下降戻り高値は4,147.55→4,155.50で、4,145〜4,155の壁をヒゲで0.50ドル上回っただけで押し戻された。RSIは43.22で50未満
H1以下下降(下降ウェッジ)高値・安値とも切り下げだが、安値の切り下げ幅が小さく、値幅が縮んでいる

4,066〜4,226のレンジは5週目で、上下どちらもまだ終値では抜けていません。

3. 出来高とRSIから見た攻防

  • 4,155での反落:10/20の22時台の急騰は、5分足でこの1日で最大の出来高を伴いました。それでも4,145〜4,155を上抜けられず、すぐ押し戻されています。大きな買いを売りが受け止めた形です。
  • 4,105.90での下ヒゲ:10/21の9時台、前日の安値(4,111.68)を割り込んだところで出来高が増え、そこから4,125前後まで戻しました。10/20の9時前後と同じく、安値の下で買いが入っています。
  • 安値更新の勢い:安値は4,115.60→4,111.68→4,105.90と、1回あたり4〜6ドルしか下げていません。上値の切り下げに比べると、下げの勢いは弱まっています。
  • RSI:日足41.78、H4 43.22。前回とほぼ同じで、50を下回ったままです。

ティックボリュームは価格の更新回数で、市場全体の実際の取引量ではありません。RSIも価格から計算する指標なので、どちらも補助的な判断材料として扱っています。

4. チャートパターン分析

月足・週足(大局)

最高値後の調整です。週足の安値は約3,940(6〜7月)→4,066→4,073→4,105.90と切り下がっていません。今週足は陰線で推移していますが、確定は週末です。

日足・H4(中期)

  • 日足の三角保ち合い:本日の安値4,105.90は前回の4,115.60を下回りましたが、10/14の4,073より上で、安値の切り上げはまだ続いています。三角の底は崩れていません。
  • H4の壁の確認:4,145〜4,155は、10/20の戻り(4,147.55)と22時台の急騰(4,155.50)の2度とも上抜けを防ぎました。いずれも終値ではゾーンの上に定着していません。支えから壁に変わった役割転換が、より強く確認された形です。

H1以下(短期)

  • 下降ウェッジの形:高値は4,190.39→4,155.50→約4,131と急に切り下がる一方、安値は4,115.60→4,111.68→4,105.90と緩やかにしか下がっていません。下向きに値幅が縮む下降ウェッジの形で、上の線(現在は4,129〜4,132付近)を上抜けると、上向きの反発につながりやすいとされます。
  • ただし上抜けても、すぐ上に4,145〜4,155の壁があります。ウェッジの上抜けだけでは、H4の下降の形は変わりません。

エリオット波動は、前回と同じく「調整のC波」とも「新しい上昇の第2波」とも読めるため、波動ラベルは付けていません。

5. フィボナッチと重要価格帯

  • 10/14安値4,073.32→10/19高値4,190.39の上昇に対して、61.8%押しは4,118.0、78.6%押しは4,098.4です。本日の安値4,105.90は、この間で止まっています。
  • 10/19高値4,190.39→10/20安値4,111.68の下落に対して、50%戻しは4,151.0、61.8%戻しは4,160.3です。22時台の急騰(4,155.50)は50%戻しを超えたものの、61.8%戻しには届きませんでした。
  • 10/20高値4,155.50→本日安値4,105.90の下落に対して、38.2%戻しは4,124.8(現在値付近)、50%戻しは4,130.7、61.8%戻しは4,136.6です。
価格帯意味
4,217〜4,226レンジ上限
4,190〜4,20010/19高値と天井
4,163〜4,16810/19夜の下落の起点
4,145〜4,1552度守られた壁(割り込んだ安値ライン・10/20高値4,155.50)
4,129〜4,13610/21早朝の戻り高値(約4,131)・50〜61.8%戻し・下降ウェッジの上の線
4,124現在値。38.2%戻し(4,124.8)
4,098〜4,106本日安値4,105.90・78.6%押し
4,066〜4,073レンジの底。2度守られた
4,000/約3,940下放れの目標

6. 時間軸別トレード戦略

H4:買い

XAUUSD 4時間足チャート。レンジ下限4,066〜4,085の買いゾーン、損切り4,050、利確4,105・4,131・4,155を記入(10/21版)
H4:買い(レンジ下限)

H4:売り

XAUUSD 4時間足チャート。2度守られた壁4,145〜4,155の売りゾーン、損切り4,170、利確4,108・4,090・4,075を記入(10/21版)
H4:売り(2度守られた壁)

H1:買い

XAUUSD 1時間足チャート。本日安値・78.6%押しの4,098〜4,106の買いゾーン、損切り4,090、利確4,124・4,131を記入(10/21版)
H1:買い(本日安値・78.6%押し)

H1:売り

XAUUSD 1時間足チャート。戻り高値・下降ウェッジ上の線の4,129〜4,136の売りゾーン、損切り4,142、利確4,115・4,107を記入(10/21版)
H1:売り(戻り高値・ウェッジの上の線)
時間軸エントリー利確損切り
スキャル
(H1・M15)
買い:4,098〜4,106
売り:4,129〜4,136
買い:4,124/4,131
売り:4,115/4,107
買い:4,090
売り:4,142
デイ
(H4)
買い:4,066〜4,085
売り:4,145〜4,155
買い:4,105/4,131/4,155
売り:4,108/4,090/4,075
買い:4,050
売り:4,170
スイング
(日足)
買い:4,200をH4終値で上抜け後、
4,186〜4,200への押し
売り:4,066を日足終値で割った後、
4,066〜4,100への戻り
買い:4,226/4,300
売り:4,000/3,940
買い:4,170
売り:4,115
  • 本命は引き続きH4の売りです。H1は下降ウェッジの上抜けと壁の手前での反落の両方がありうるため、買い・売りとも利確を近めにしています。
  • 4,107〜4,128は見送りの帯で、現在値の4,124はこの中にあります。
  • H1の買いの損切りは、前回0.10ドル差で刈られたことを踏まえ、本日安値から少し離して4,090にしています。
  • ゾーンに来たらすぐ入るのではなく、ヒゲや反転足を確認してからにします。
  • 利確1に届いたら、損切りを建値に移します。

7. シナリオ分岐

シナリオ条件目標否定される条件
C:レンジ継続4,066〜4,155の中で推移。内側は4,105〜4,136上下限の往復上下どちらかの終値での離脱
B:下放れ4,105.90をH1終値で割る→4,098を割る→4,066を日足終値で割る4,000→約3,9404,155をH4終値で回復
A:上放れ4,131〜4,136を上抜け(ウェッジの上放れ)→4,145〜4,155をH4終値で回復→4,190〜4,200を上抜け→4,226を上抜け4,300→約4,3644,105.90を割る

当面はCを最も重く見て、次にBを置く順番は前回と同じです。4,145〜4,155の壁が2度守られたことはBを後押しします。ただし安値の更新は小幅で、そのたびに出来高を伴う下ヒゲで買い戻されています。Bが成立するには、約40ドル下の底4,066〜4,073を日足終値で割る必要があります。

8. まとめ

この記事のまとめ

10/20夜の急騰も4,145〜4,155の壁に止められ、上値の重さははっきりしました。一方で、安値の更新は4,105.90まで小幅にとどまり、H1は下降ウェッジの形で下げの勢いが弱まっています。目先は4,131〜4,136を上抜けて壁を試すのか、4,105.90を割ってレンジの底4,066〜4,073に向かうのかが分かれ目です。

データについて:本記事のチャートは、MT5の2026年10月21日13:20頃(日本時間)時点のものです。文中の時刻は日本時間に換算しています。出来高はブローカーが提供するティックボリューム(価格の更新回数)で、市場全体の取引量とは異なります。過去の高値・安値の一部(「約」を付けたもの)は、チャートの目盛りからの読み取りのため、数ドルの誤差を含みます。示した価格帯は過去データでの検証(バックテスト)を行ったものではありません。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。
X(旧Twitter):@pablo29god

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