【2026年10月23日】XAUUSDチャート分析——5週続いたレンジの底を日足終値で割り、4,000割れまで下落

チャート分析
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10/22、XAUUSDはレンジの底4,066〜4,073で一度は反発しましたが、夜に入って底を割り込みました。日足は5週続いた4,066〜4,226のレンジを下に抜けて終わり、10/23には3,986.72まで下げて4,000を割っています。前回の分析から1日で、チャートの形がどう変わったかを整理します。

この記事はファンダメンタルズを使わず、チャートから読み取れることだけで構成しています。

⏳ 30秒で読む結論

XAUUSDは10/22の14時台に約4,067まで下げ、レンジの底で一度は反発しました。しかし20時前後に再び底を割り込み、22時台には出来高を伴って下げが加速しています。10/22の日足は終値4,024.36の大陰線で、5週続いたレンジの底4,066を日足終値で割り込みました。10/23の11時前後には3,986.72まで下げて4,000を割りましたが、すぐに約4,024まで戻しています。


① 前回示した下放れの条件(4,066を日足終値で割る)が成立し、レンジ相場から下降に変わりました
② 割り込んだレンジの底4,066〜4,073は、今度は上値の壁になる候補です(役割転換)
③ 次の支えは4,000の節目と本日安値3,986.72、その先は6〜7月の安値帯3,940〜3,960です

1. 前回(10/22)からの変化

項目10/22時点10/23時点
現在値約4,091約4,008
直近安値4,087.943,986.72
直近の戻り高値4,142.044,032.66(10/23 7時台)
日足RSI39.4834.03
H4 RSI35.4524.08
相場の見立てレンジ継続(下放れの条件が2段階進んだ)下放れ(レンジの底を日足終値で割った)

前回のトレードプランの結果は次のとおりです。

  • H4の買い(4,060〜4,075、損切り4,045)
    • 1回目:10/22の14時台に約4,067までのヒゲでゾーンに到達し、15時台に約4,102.5まで戻して利確1の4,098に到達しました。利確1に届いた時点で損切りを建値へ移していれば、20時前後の下げで建値撤退です。ただし1本のヒゲでの到達なので、反転足の確認を待つとゾーン内では約定しなかった可能性があります。
    • 2回目:20時前後に約4,058まで下げて再到達しましたが、戻りは約4,091.5で利確1に届きませんでした。23時台〜翌2時台の下げで、損切り4,045に到達しています。
  • H4の売り(4,115〜4,124):未到達です(10/22の記事作成後の高値は約4,102.5)。
  • H1の買い(4,080〜4,088、損切り4,074):14時台に約4,067まで下げてゾーンを突き抜け、損切り4,074に到達しました。その直後に約4,102.5まで戻しています。
  • H1の売り(4,098〜4,106、損切り4,112):15時台に約4,102.5まで戻してゾーンに到達しました。20時前後の下げ(約4,058)で、利確1の4,089と利確2の4,081はどちらも到達しています。
  • スイングの売り:条件の「4,066を日足終値で割る」は成立しました。日足確定後の戻り(4,066〜4,090)はまだ来ていません(10/23の高値は4,032.66)。

2. 環境認識(マルチタイム分析)

時間足状態ポイント
週足長期上昇の中の調整(下げが深まる)今週足は始値4,155.88・高値4,190.39・安値3,986.72で大陰線(未確定)。前週の安値4,073を割り込んだ。6〜7月の安値帯3,940〜3,960はまだ割っていない
日足レンジを下放れ10/22は始値4,140.67・終値4,024.36の大陰線で、前日の陽線(10/21)を丸ごと打ち消す弱気の包み足が確定。4,066〜4,226のレンジの底を終値で割り込んだ。10/23は4,000割れ後に戻して下ヒゲを付けて推移中(未確定)
H4下降戻り高値は4,102.5→4,091.5→4,032.66と切り下げが続く。RSIは24.08で、売られすぎの目安の30を下回った
H1以下下降10/23の11時前後に3,986.72まで急落し、1時間足らずで約4,024まで急反発。その後は戻り高値を切り下げながら、4,008前後まで押し戻されている

3. 出来高とRSIから見た攻防

  • 底の試し:レンジの底は、10/6の4,066.36、10/14の4,073.32に続いて、10/22の14時台(約4,067)と20時前後(約4,058)にも試されました。4度目の試しで支えきれませんでした。
  • 22時台の下げ:約4,091.5から下げ始めた22時台は、5分足・15分足ともにこの数日で最大の出来高を伴いました。底割れの下げに売りが集まった形です。
  • 4,000割れでの下ヒゲ:10/23の11時前後の3,986.72への急落も出来高が増え、すぐ約4,024まで戻しました。4,000の下で買いが入っています。
  • RSI:日足34.03、H4 24.08です。H4は30を下回る売られすぎの水準で、9月下旬の急落以来の低さです。ただ、売られすぎはそれだけでは反転の合図になりません。

ティックボリュームは価格の更新回数で、市場全体の実際の取引量ではありません。RSIも価格から計算する指標なので、どちらも補助的な判断材料として扱っています。

4. チャートパターン分析

月足・週足(大局)

最高値後の調整が続いています。今月足は安値3,986.72まで下げ、10月の始値4,162.70を大きく下回る陰線で推移しています(月末まで未確定)。週足では、6〜7月の安値帯3,940〜3,960が、2026年の調整の底として残っています。ここを割ると、週足でも安値の切り下げになります。

日足・H4(中期)

  • レンジの下放れ:9/24以降5週続いた4,066〜4,226のレンジは、高値を切り下げながら値幅を縮めた末に、下に抜けました。レンジの値幅(約160ドル)を底から引いた約3,906が、値幅から計算した下落の目安です。
  • 弱気の包み足:10/22の日足は、10/21の陽線(4,124.20→4,141.09)を実体ごと包む大陰線です。10/21の下ヒゲ(4,104.73)で見えた買いは、翌日に否定されました。
  • 役割転換の候補:割り込んだ4,066〜4,073は、今度は戻りを抑える壁になる候補です。10/22の21時台の戻り(約4,091.5)は日足確定前なので、確定後の戻り試しはまだ起きていません。

4時間足の下降チャネル

XAUUSD 4時間足チャート。9/3・9月中旬・10/16の高値を結んだ下降チャネルの上限・中心線・下限と、5週続いた4,066〜4,226のレンジを記入(10/23版)
H4:下降チャネル(9/3〜)

9/3・9月中旬・10/16の3つの高値を結ぶと、きれいな下降チャネルが引けます。5週続いた4,066〜4,226のレンジは、このチャネルの上半分で横ばいになっていただけで、10/22の下げで中心線を割って下半分に入りました。

  • 上限:約4,150(かつての壁4,145〜4,155とほぼ同じ高さ)
  • 中心線:約4,035〜4,040(10/23の高値4,032.66は手前で失速)
  • 下限:約3,910〜3,925(値幅目標の約3,906・6〜7月安値と重なる)

線は1日に約10ドルずつ下がるので、下限への到達が遅れるほど目標も下にずれます。

H1以下(短期)

  • 下降の継続:10/22の15時台の約4,102.5から、戻り高値は約4,091.5→約4,063→約4,046→4,032.66→約4,024と切り下げが続いています。
  • 4,000割れの急反発:3,986.72からの戻りは約4,024で止まりました。下記のフィボナッチの23.6%戻し(4,024.4)と、10/22の終値4,024.36が重なる水準です。

エリオット波動は、前回と同じくラベルは付けていません。

5. フィボナッチと重要価格帯

  • 10/22高値4,146.38→10/23安値3,986.72の下落に対して、23.6%戻しは4,024.4、38.2%戻しは4,047.7、50%戻しは4,066.6、61.8%戻しは4,085.4です。50%戻しが、割り込んだレンジの底4,066とほぼ重なります。
価格帯意味
4,085〜4,09261.8%戻し・10/22の21時台の戻り高値(約4,091.5)
4,066〜4,073割り込んだレンジの底・50%戻し(役割転換の候補)
4,045〜4,04838.2%戻し・10/22の23時台の安値
4,024〜4,03323.6%戻し・10/22の終値・本日の戻り高値・本日高値4,032.66
4,008現在値
3,986〜4,0004,000の節目・本日安値3,986.72
3,940〜3,9606〜7月の安値帯(週足の調整の底)
約3,906レンジの値幅から計算した下落の目安

6. 時間軸別トレード戦略

H4:買い

XAUUSD 4時間足チャート。本日安値の再試し3,975〜3,990の買いゾーン、損切り3,960、利確4,010・4,024・4,047を記入(10/23版)
H4:買い(本日安値の再試し・二番底狙い)

H4:売り

XAUUSD 4時間足チャート。割り込んだレンジの底4,047〜4,066の売りゾーン、損切り4,080、利確4,010・3,990・3,960を記入(10/23版)
H4:売り(割り込んだレンジの底・38.2〜50%戻し)

H1:買い

XAUUSD 1時間足チャート。4,000の節目3,995〜4,003の買いゾーン、損切り3,985、利確4,015・4,024を記入(10/23版)
H1:買い(4,000の節目)

H1:売り

XAUUSD 1時間足チャート。23.6%戻し・10/22終値の4,018〜4,025の売りゾーン、損切り4,034、利確4,005・3,992を記入(10/23版)
H1:売り(23.6%戻し・10/22終値)
時間軸エントリー利確損切り
スキャル
(H1・M15)
買い:3,995〜4,003
売り:4,018〜4,025
買い:4,015/4,024
売り:4,005/3,992
買い:3,985
売り:4,034
デイ
(H4)
買い:3,975〜3,990
売り:4,047〜4,066
買い:4,010/4,024/4,047
売り:4,010/3,990/3,960
買い:3,960
売り:4,080
スイング
(日足)
買い:4,066を日足終値で回復(レンジ内へ復帰)後、
4,066〜4,080への押し
売り:4,047〜4,073への戻り
(レンジの底の役割転換)
買い:4,124/4,146
売り:3,950/3,906
買い:4,040
売り:4,100
  • 本命はH4の売りで、割り込んだレンジの底への戻りを待つ形です。
  • 買いは2つとも流れに逆らう逆張りなので、利確を近めにしています。H4の買いは、本日安値3,986.72の再試しで二番底を狙う想定です。
  • 4,004〜4,017は見送りの帯で、現在値の4,008はこの中にあります。
  • ゾーンに来たらすぐ入るのではなく、ヒゲや反転足を確認してからにします。
  • 利確1に届いたら、損切りを建値に移します。

7. シナリオ分岐

シナリオ条件目標否定される条件
B:下落継続3,986.72を割る→3,940〜3,960を日足終値で割る3,950→約3,9064,066を日足終値で回復
C:戻り・もみ合い4,000を守り、4,024〜4,066の間で戻りを試す4,047→4,066(戻りの上限)3,986.72を割る/4,066を日足終値で回復
A:レンジへ復帰(下放れのだまし)4,066を日足終値で回復→4,085〜4,092を上抜け4,124→4,1463,986.72を割る

前回はC(レンジ継続)を最も重く見ていましたが、レンジの底を日足終値で割ったため、今回はB(下落継続)を最も重く見て、B→C→Aの順に変えました。ただしH4のRSIは24.08まで下がっていて、4,000割れでは出来高を伴う下ヒゲも出ています。下げの途中で、4,047〜4,066への戻り(C)を挟む可能性は十分あります。Aは、下放れが「だまし」だった場合のシナリオです。

8. まとめ

この記事のまとめ

5週続いた4,066〜4,226のレンジは、4度目の底の試しで下に抜けました。10/22の日足は弱気の包み足で終わり、10/23には4,000の節目も一時割り込んでいます。目先は、割り込んだ4,066〜4,073への戻りで上値を抑えられるかが焦点です。その下では、4,000の節目と6〜7月の安値帯3,940〜3,960が次の支えになります。

データについて:本記事のチャートは、MT5の2026年10月23日13:20頃(日本時間)時点のものです。文中の時刻は日本時間に換算しています。出来高はブローカーが提供するティックボリューム(価格の更新回数)で、市場全体の取引量とは異なります。過去の高値・安値の一部(「約」を付けたもの、「4,141台」「4,080前後」など)は、チャートの目盛りからの読み取りのため、数ドルの誤差を含みます。示した価格帯は過去データでの検証(バックテスト)を行ったものではありません。

✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年
ファンダメンタルを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。たまにチャート分析もします。ナンピンは得意です。
X(旧Twitter):@pablo29god

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